お礼状や送付状の書き方の基本 -2
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「頭語・結語」と「時候の挨拶」
●ビジネス・プライベートどちらの場合も、丁寧な言葉遣いで書く改まった文面の場合は、基本的に頭語・結語と時候の挨拶が必要です。例外は、お詫び状や仏事関係などです。
●時候の挨拶には、大きく分けて、「□□の候」で始まる漢文調のものと、「風薫る五月の空に〜」といった季節の風情を感じさせるものがあります。「□□の候」は「□□の折柄」・「□□のみぎり」という言い方もあり、その後には漢字熟語を多用した挨拶文が入ります。この硬い挨拶文は今もビジネス文書の常套句になっていますが、プライベートレターではほとんど使われません。プライベートの場合は、男性でも後者の四季の風情を感じさせる言い回しが好まれます。