手紙・はがきの正しい書き方 -2
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2. 主文の書き方
改行したらかならず段落を付けることを忘れないでください。
【主文の例・縦書きの場合】 ※□は一字アキ。
□さて、この度はご主人様のご栄転、誠におめでとうございます。
そちらへ転勤されてより、ご主人様のご活躍はうちの主人から折に
触れて伺っておりました。三年で本社に復帰されるのは日頃のご精勤
の賜物と、主人ともどもご同慶の至りでございます。
□長らく奥様とお会いすることが叶わず、寂しい思いをいたして
おりましたので、東京に戻られる日が待ち遠しくてなりません。また
親しくお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
□なお、お祝いのお印として心ばかりの粗品をお贈りしましたので、
どうぞお納めください。
3. 末文・後付けの書き方
末文の冒頭にも段落を付けてください。結語は、末文の最終行の行末に書きますが、最終行に余裕がない場合は、改行して行末に置いても構いません。
日付は、縦書きの場合は漢数字を使って書きます。書き出しは行頭から2、3文字分下げ、本文よりもやや小さめの文字で書きます。
署名は行末へ、宛名は行頭に書きます。宛名の文字は、署名よりも大きめの文字にします。
【末文〜後付けの例・縦書きの場合】 ※□は一字アキ。
□末筆ながら、お引越しの準備でご多忙の折、くれぐれもご自愛の
ほどお祈り申し上げます。□□□□□□□□□□□□□□□□敬具
□□□平成二十九年五月一日
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□松本幸子
本 田 暢 子 様