昇進祝い・栄転祝いのお礼状の例文と書き方
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昇進祝い・栄転祝いのお礼状の書き方
昇進は、現在よりも上級の役職に就任する異動のことです。一方、栄転は、本社を含む社内の別の事業所への転任(転勤)をともなう異動のことです。戦後の高度経済成長が始まってから発展し続けていた日本の企業社会では、本社から転任する場合でも、横滑りより昇進の異動が普通でしたから、転任は一般に栄転という美名で呼び習わされてきました。
昇進祝いや栄転祝いでは、異動する上司・同僚・部下・後輩のためにお祝いの宴会や送別会を開き、プレゼントや餞別を贈ることがよく行われています。祝ってもらった人は、返礼品を贈る必要はありませんが、後日、お礼状を送って感謝の気持ちを伝えるのがマナーです。また、社内・社外を問わず、昇進・栄転の祝い状を受け取った場合にも、それに対するお礼状を出しましょう。
お礼状で気を付けることは、自分の異動のことを昇進や栄転とは書かないことです。栄転は、他人の異動のことを称賛して使う美称ですから、けっして使わないでください。昇進も、お礼状の中で使うと、慎みに欠ける誇らしげな言葉遣いと受け取られるかも知れません。お礼状の文面は、感謝とともに謙虚さも大切です。
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