定年退職祝いのお礼状の例文と書き方
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定年退職祝いのお礼状の書き方
定年退職に際して送別会での祝辞や祝い状・祝電をもらった人に送るお礼状です。定年退職は人生の大きな節目ですが、感傷的にならず前向きな気持ちが表れた文面にしましょう。ただ、相手を安心させたいという思いから今後の身の振り方などを細かく説明する必要はありません。読む人の気持ちを考えて、今後のことはできるだけ簡潔な説明にとどめておきましょう。また、相手が今までの上司・同僚や取引先であったからと言って、ビジネスレターの体裁や言葉遣いで書くのはふさわしくありません。純然たる私信として、普通の手紙の書き方にしてください。
【定年退職祝いのお礼状の例文 † 社内宛・縦書きの場合】
拝啓 春たけなわの今日この頃、吉野様には益々お元気にてご活躍のこととお慶び申し上げます。
先日は、私の退職に当たってわざわざ送別の宴を催してくださり、過分なるご祝詞まで頂戴致しましてお礼の言葉もございません。また、在職中は公私にわたって格別なるご厚情を賜り、重ねて御礼申し上げます。
ご存じのように五月からは嘱託として商事に勤務いたしますが、仕事でお目にかかる機会がございましたら、またよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。
末筆ではございますが、吉野様とご家族皆様のご健勝を心よりお祈り致しております。
略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。 敬具
平成二十九年四月十日
木戸幸一郎
吉 野 義 之 様
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